第108章 真相を知る?

病室に、しんとした沈黙が落ちた。誰もが信じられないものを見るように、杉浦啓介を見つめている。

トレンチコートの下は、ぴったりしたショートパンツ一枚だけ。

上半身には赤い縄が食い込み、腰には金属のチェーンまで巻かれているらしい。しかも後ろには、ふさふさした尻尾まで覗いていた。

杉浦杏奈は、ひゅうっと口笛を吹いた。

「それ、今年ゲイ界隈でいちばん流行ってる、ペット系のランジェリーなんだけど。啓介、気に入らない? でも売れ行きはほんとにいいのよ」

そう言って歩み寄ると、彼女は杉浦啓介の尻尾を、ぐりっと踏みつけた。

杉浦啓介は立ち上がろうとして、またよろける。

「杉浦杏奈! 殺してやる...

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